スマート駄目リーマンの忘備録

旅行記、キャリア論、世相分析など思ったことを書き連ねます

真昼鈍行(熱風ベトナム編 2009) 5

真昼鈍行とは外回りの営業に疲れたサラリーマンが帰社するまでの時間稼ぎをするためにわざと鈍行に乗る行為である。
そのようなサラリーマンは日本の競争社会と雇用環境の理不尽さにほとほと疲れ果てている。そうして、やがて長期の旅に出る。その中の三分の一は社会復帰できず。旅先で沈没する。

8/11 なにやら外が騒がしい。時計を確認するとまだ5時半だ。もう街では人々の営みが始まっている。まだ余裕があるので一眠りする。
六時くらいに起床。今日のミーソン遺跡ツアーに向けた荷造りをかるく済ませて、一階へと降り立ち、食堂へと足を向ける。
パラパラっとメニューに目を通し、パンケーキを注文する。相方はスクランブルエッグだったかな。とにかく卵を焼いて加工した何かをパンと一緒に食べていたはずだ。
七時過ぎくらいまで、ちんたら、ちんたら食事をする。

部屋に戻り、日焼け止めクリームを塗ったり、荷物の確認、歯磨きなどをする。
8時にホテルの玄関前にツアーのバスがピックアップにくるので7時50分くらいに玄関に降り立つ。
俺たちの他にも何人か同じホテルに宿泊している人が、玄関前でバスを待っている。彼らもツアーに参加するようであった。
昨日、調子をこいて食いすぎたようだ。腹の調子が若干悪い。正露丸を飲む。
そうこうしているうちにツアーバスが来る。俺たちはいつも決まって最後尾に腰掛ける。
バスは様々なホテルを回り、ツアー客をピックアップする。
俺たちの前に日本人のカップルが乗り込んできた。

しばらくすると欧米人の女性3人組みが乗り込んできた。一人は俺のタイプだにゃー。
全ての客を拾ったところで本日のガイドが自己紹介。流暢な英語でテンポよく話を進める。

My name is マイケル ヤクソン。 ハハハ(ガイドが一人で苦笑)
こういう人いるな。自分で自分を落として笑ってるガイド。

英語はそれなりに聞き取りやすく7割くらい理解できた。しかし、遺跡を回った後に乗るバスは今乗っているバスとは違うから、ナンバープレートを覚えてくれと言っていた。そこを書き取ろうとしたときに、そこは俺たちに関係ないじゃないかとの相方の中途半端な横槍。
実は大いに関係ありますから。そこでまごついている時に肝心の番号を聞き逃してしまった。アウチ。っていうか、俺自身自分の判断に自信が持てていなかったのが一番いけないのだけれど。
まー皆の後をつければ大丈夫だろっと楽観的に構える。遺跡の入場料が300,000ドンかかると言い、ガイドが入場料を徴収しにくる。おい、おい、そんなのツアー代金に含んでおけよ。要領悪いだろ。
ホイアン市外から1時間ほどバスで走り、遺跡に到着。暑い、暑い。
入り口近くのレストハウスで遺跡が存在している公園の説明を先ほどのバスに乗っていたガイドが軽く行う。公園内はジャングルだから、絶対道から外れるな。途中まではジープを使って行く事などを話した。
ジープを待つ間、先ほど同じバスに乗っていた欧米人の女の子3人組に声をかけて見る。

‘’Hello. Where are you from?’’(どこから来たの?)
三人
‘’ From Belgium.’’ (ベルギュ???!!)

(よく聞き取れなかったけど、さてはベルギーのことかな? とりあえず確認だ。)
‘’ I see. Near Germany?’’ (うん、分かった。ドイツの近くだよね?)
三人
‘’ Yeah.’’

‘’ What language do you speak?’’(何語を話すの?)
三人組
‘’ Deuch’’ (ドイツ語)

(ダッチね。ドイツ語ね。)
‘’ German?’’
三人組
‘’ Yes.’’

‘’ Are you college students?’’(大学生?)
三人組の一人
‘’ Yes.’’

‘’ What is your major?’' (大学の専攻は?)
三人組の一人
‘’pharmaceutics.’’


(薬学きゃ?)
‘’ Study of medicine?’’ (薬の勉強?)
三人組の一人
‘’ Yes.’’

そんな感じのやり取りをした。2006年にドイツワールドカップを見に行った時のことを話したら若干親近感を抱いてくれた。


時間になりジープに乗り込む。助手席に二人乗るという無理な乗せ方をする。俺は助手席の入り口側。カーブの度に遠心力でジープから振り落とされそうになる。
遠心力に何とか耐えて遺跡のほど近くまで来た。

そこで本格的な遺跡の説明を受ける。記憶は薄まっているが、チャンバ王国の遺跡でフランスの調査隊によって発見されるまでは明らかになってなかった。
一人の王ごとに塔が存在している。最終的には滅びて、そこにいた人間はイスラム教に改宗したとかそんなことを言っていた。
それが終了してからはガイドの先導で遺跡を周遊する。遺跡に辿り着くとミーソン遺跡のレンガの加工方法についての説明が延々と続いた。遺跡のレンガは非常に丈夫でその理由としては焼入れの時に植物油を塗布しているからだそうだ。遺跡調査隊も実践して検証してみたらしい。
次に内部に入る。内部には棺おけみたいなものがあり、そこに動物の生贄が捧げられたことなどが説明されていた。暗くて説明されているものが何なのか良く分からない。おまけにむっとする暑さ。窓がないため風も全く通らない。説明が終わると皆そそくさと出ていった。
その後は遺跡の敷地の中である程度自由に散策できた。不思議なことに適度な草の生え具合が貴重な遺跡であることを妙に納得させてしまう。
陽光で草がまぶしいくらいに目に映える。ライトで照らされるサッカー場のピッチの芝生のようだ。草や木の緑がすごくきれいだった。
正直遺跡の一つ一つは劣化が進み、正直何がなんだか分からなかった。特に二番目に訪れた敷地は?だった。しかし緑と遺跡という全体像で捉えるとなんだか不思議なオーラを放っていた。そういう目で見ると、世界遺産なんだなと思える。
それにしても暑い。タンクトップを着ている相方の方は日焼けで真っ赤だ。俺はちびちびmineral waterを飲む。
そこからはジャングルの中を縫う道をひたすら歩く。ジャングルの中を流れる小川の水がものすごく澄んでいる。川底がよく見える。中途半端に平坦な道を20から30分くらいかけてあるく。
なんとか先ほどジープを降りた場所に着いた。
皆さん暑さに耐えかねているようで、売店でアイスを買っていた。
そこから、車で公園の入り口まで戻り、別のバスに乗り込む。バスの同乗者の顔をほぼ覚えていたのでその人たちについていった。

次はバスで川まで行き、船で川くだりだ。

船では昼食が出るらしいが、mineral waterを飲み干してしまった俺にとっては何より水が欲しかった。水、水だーーーーーーーーーーーーー!!!! イノキーーーーー!!!!
それくらい喉が渇いた。バスの中の冷房が中途半端だったというのも喉が渇いた一因だ。

ハロン湾ツアーの時と同じような船に乗り込む。乗り込んですぐに中華丼のような飯が振舞われていた。
最後に乗り込んだ俺の席がなかった。ガイドが機転を利かして、風呂場で腰掛けるような椅子を用意してくれた。先ほど話しかけた3人組と同じ机で飯を食った。

飯はまずくなかった。白ご飯にも抵抗がなかった。喉の渇きを忘れさせてくれるくらいのレベルのうまさ。腹も減っていたようですぐに平らげた。
先ほどの3人組が話しかけてくる。
‘’ Are you in summer holiday?’’
Holidayがなぜかフットボールに聞こえてしまい、何度も尋ね直す。
?????な顔で
’’ Please speak slowly’’
と言ったらゆっくりと話してくれた。
‘’ I am in my summer vacation. ‘’
そして何の流れだか次にサッカーのヨーロッパ選手権には行くのかと尋ねてきた。
三人組
‘’ Will you go to next EURO CUP?’’(次のヨーロッパ選手権には行くの?)

‘’ Where is next EURO CUP held? (どこで開催されるんだっけ?)
三人組の誰も次のEUROの開催国が分からず、俺も分からずで話が止まる。
っていうか。EUROは去年開催されたばっかだから、次は3年後だぜ。何でそんな質問をしてきた?


その後はしばらく沈黙が続く。
食事が片付けられる。
3人組は船の二階のデッキに行くようなので俺も付いていく。
デッキ吹き抜ける風が気持ちよい。川は流れてんだか、流れてないんだかよく分からなかった。デッキの長いすに腰掛けて、ひたすら吹き付ける穏やかな風とゆったりとした景色を堪能した。
3人組は俺の隣のカナダ人の男とホイアンの街のことについて色々喋っていた。
するといきなり3人組のうちの一人であるRarsonが俺に話しかけてきた.

Rarson
‘’’ Did you buy the suit?’’(あなたはスーツを買ったの?)
ホイアンはシルクの織物でも有名で、オーダーメイドスーツの店もたくさんあるのであった。

‘’ No, but these are good design and cheap. I want to buy next time. Did you buy clothes? I think lady’s shirts and skirts are beautiful and good design. ’’
(デザインもいいし、安いから次に来たときに買うよ。君は何か服を買ったの?女性向けのシャツやスカートもきれいでデザインがいいじゃん。)
Rarson
‘’ Good design, I also think. Of course I bought many and many, because we can buy those which cost 60 € in Europe at 6 € here. But it will be hard to bring these to my home. ’’
(いいデザインだと私も思うよ。もちろん私はたくさん服を買ったわ。ヨーロッパだったら、60€するような服がこっちじゃ6€位の値段だもん。でもこんなたくさんのものを持ち帰るのは大変でしょうね。)

軽く苦笑い。やっぱ、そうでしょ。そうでしょ。女の子が見てもかわいいと思うようね。
やっぱいいデザインだよね。自分の感覚が女の子とずれてなかったことが少し嬉しかった。

‘’ Are you college friends?’’(大学の友達同士なの?)
レイラ
‘’ Yeah. We are college friends’’ (そうよ。大学の友達よ。)

‘’ What’s your major?’’(君の専攻は?)
レイラ
‘’ My major is French and German literature.’’ (フランス文学とドイツ文学。)
なるほどね。だからさっきカナダ人と喋っていたときにやたらケベック州のことを聞いていたのか。ケベック公用語はフランス語なので、住民のどれくらいの割合の人たちがフランス語を話しているのかに関心があったのかな?

‘’ Where did you visit before Vietnam.’’ (ベトナムの前はどこを訪れたの?)
レイラ
‘’ I went to Hong Kong alone. She went to Thailand. She were in Vietnam. We joined at Vietnam.’’
(私は香港にいて彼女はタイ、彼女はベトナムにいて。私達三人はベトナムで落ち合ったの。)
(隣の二人をそれぞれ指差す.)

みんな自立してんなー。


‘’ Have you ever been to Japan?’’ ( 日本に行ったことはあるの?)
レイラ
‘’ No ,but I am interested in Japan. And I often go to Japanese restaurant. In my country there are Vietnam restaurant, but I like Japanese food better.Some day I want to visit Japan.’’
(ううん。日本に行ったことはないわ。でも日本に関心はあるわ。そしてよく日本食レストランに行くわ。ベルギーにはベトナム料理のお店もあるけど。日本料理の方が好きよ。いつか日本に行ってみたいとも思うけど。)

中学三年の英語の教科書にこういうやり取り絶対あったべ。教材に使える。これ。
‘レイラ
‘’ How old are you?’’ (あなたいくつ?)

‘’ I am 28’. And you?’’ (28歳だよ。君は?)
レイラ(くすっと笑いながら)
‘’ Do you think how old I am?’’ (何歳だと思う?)

‘’ Maybe you are 21.’’(多分21歳くらいかな。)
レイラ
‘’ No, no, I give you second chance.’’ (違う、違う。二回目のチャンスをあげる。)

‘’ Sorry. It’ was a Joke. You are 18, 18, 18――――――――.’’
(ごめん、さっきのは冗談。君は18歳だーーーーーーーーー。)
レイラ
‘’ Eighteen?????!!! I am 24.’’
(18歳だなんて。24歳よ。)

‘’ You look young. And you are nice.’’
(君は若くみえるよ。それにかわいいよ。)
レイラ
‘’ No,no’’
(なに言ってんの!)
でもすごく嬉しがっていた。やはり美貌を褒め称えたら悪い気持ちはしないのは世の女性共通だね。
せっかくめっちゃかわいいんだからグラサンとれよ。マジで。ジマで。

そんな会話のやり取りを続けてすっかり打ち解けた僕らは流れで記念撮影。ほんの一時だが世界遺産ミーソン遺跡見学の思い出に華やかな花を彼女達は添えてくれた。
ついでにメールアドレスも教えてもらった。帰ったら早速メールしてみよう。

船は川を下っていく、ホイアンの街が見えてきた。もう、三人ともお別れか。ちょっと寂しいなー。
船が岸に到着する直前にガイドが客に今日は参加してくれたありがとうみたいな感謝の言葉でツアーは締めくくられた。

船を下りるときにレイラにGood Luckと言って分かれた。

まだ午後3時前だった。昨日ここに着いたのは夕方近くだったので、街を全て見切れてなかった。ホテルに戻り、荷物を置いて市場の方面に向かった。市場へ向かう道すがらで目にする土産物屋、洋服屋の商品のデザインセンスが素晴らしい。思わず目を見張る。途中シルクの織物屋でブルーのネクタイを買うことに。たった3ドルだ った。

途中で雲行きが怪しくなり、ぱらぱらと雨が降り出した。まだ4時半くらいだったがベトナム料理屋に行き、雨宿りもかねて一足早い夕食をとることにした。

まずはやはり、ビールを注文。相方と乾杯するのも二回目か。こいつと一緒にホイアンに来て本当によかったな。相方と一緒に旅してきた行程を振り返る。明日は相方ともお別れか。なんだか少し寂しい気分だ。それぞれの微妙な価値観の差でお互いむっとした思いはあったはずだ。でも相方と話し合ったり、行動を共にするうちに その価値観の溝も埋められたと思う。当初相方が小さい金がないと言って俺にバス代を払わせたことに多少むっとしたこともあったな。その時の自分の心の器の小ささを感じた。逆の立場の時、相方は何も言わずに俺の分まで払ってくれていた。一人旅同士だからって、何もかも独立させる必要なんてないんだ。必要な時はうまく助け合えばいいんだ。
ちょうどそのころ停電が発生する。外の夕方の薄明かりと雨の音が別れの郷愁を一層かきたてた。しばらくすると店員がろうそくを持ってくる。ほんのりとした暗闇の中で飯を食うのも悪くない。ちょっぴり幻想的な気分。ワンタン、肉を卵で包んだような料理、春巻きが次々と出される。
特に一番初めのワンタンがうまかった。ビールにすごくあう。
このまま停電かと思いきや電力が復旧したようだ。外の雨もやんできた。
振り返ると、当初は自分は一人なんだ。自分を助けるのは自分しかいないんだって勝手にいきんでいたと思う。
だからいつも緊張していた。今は大分精神的なゆとりを持てるようになったかな?

雨が完全に止んだのを確認してから、二人で会計を済ます。行くあてもなく二人でぷらぷらと歩を進める。相変わらずきれいな街だな。
しばらく歩くとスーツの仕立て工場、家具製作工場など、複数の工場が共生しているような場所へ。中に入って作業工程をじっくり見たい気持ちに駆られたが、邪魔そうだったのでやめた。
角を曲がったところに美しいデザインのスカートが売られている店に遭遇。
別に今、プレゼントをあげる相手はいないけど、未来のその時のために買っておきたいと一瞬思った。うーん、素晴らしいデザイン。これを輸入して日本で売ったら絶対ヒットするよ。店員にちょっと身振りで尋ねてみた。サイズはどうやって調整するのだ?!
店員は身振りでそれを伝える。どうやら、実際に着る人の体型に合わせて調整するようだ。
諦めることにする。

そろそろ日が落ちて来たので、ホテルに帰ることにする。でもまだホテルに帰るのは名残惜しかった。もう少し、この美しい街を目に留めておきたかった。夕闇に暮れた街もいいもんだ。思わず、シャッターを切ってしまう。

ホテルに向かう角をホテルとは反対方向へ曲がり、川を渡って対岸の通りを散策にすることにした。
店先で売られている提燈のあかりが夕闇に映えて、ものすごく幻想的だった。
そしてさらに郷愁がかきたてられる。今度は相方との別れではなく、この街との別れに対するものであった。
相方は対岸から今まで散策してきた街を写真に収めようとした。デジカメのスペックが低く暗闇の中でほのかな光を放つ町並みをうまくカメラに収められないことを非常に悔しがっていた。手振れを最小限にとどめるために固定方法をいろいろ考えていた。その光景を地元の二人の子供達は物珍しげに眺めていた。
彼もまたこの街が名残惜しいのではないだろうか?

提燈のほのかな明かりと二人の小さな子供達を見て、幼少のころに夏祭りに行ったことを回想した。この街の夜の雰囲気は幼少のころの夏祭りの雰囲気にそっくりだ。
幼少のころに通った夏祭りは確かお盆過ぎに開催されていたはずだった。盆を過ぎて、その夏祭りに行くと夏休みが終わってしまうという事実が厳然たるものとなる。
夏祭りには楽しさと同時に夏休みが終わってしまうという寂しさも感じていた。

そして明日、我々もこの街を後にする。ホイアンという街を後にする寂しさと幼少期に感じた夏休みが終わってしまうという寂しさが心の中でシンクロする。

ホイアンの雰囲気が夏祭りのそれに似ていると感じられたのは、心の中の感情のシンクロによるものなのだろうか?

美しさに対する感嘆とそこから離れることに対する悲哀が複雑に心の中を交錯する。

そろそろ、ホテルに帰るとするか。もう少しここにいたいという名残惜しさに後ろ髪を惹かれながら、我々はホテルに戻った。

就寝前、相方と今日の思い出、今までの旅の体験談の話に花が咲いた。
トルコで日本語の堪能な店主に絨毯を買わされそうになった時の話。海外で出会ったしょうもない日本人の話。どれもが実体験に即したもので面白かった。
トルコの絨毯屋で出されたコーヒーを飲んだら、強烈な睡魔が襲ってきて、慌てて店を脱出し必死に水を飲んだ時の話が特に印象的だったな。さっき来た早稲田大学の田中君も買ったよ。安いって喜んでたよ。君も買わないの?安いよ。
そこらへんのくだりで睡魔が襲ってきたらしい。

暗闇の中、ベットでそんな話をして盛り上がっていると、いつしか夢の中へ誘われる。
今日も素敵な一日だった。


 

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