スマート駄目リーマンの忘備録

旅行記、キャリア論、世相分析など思ったことを書き連ねます

コロナ感染拡大自衛策

現在医療従事者と高齢者のワクチン接種がようやく始まったが、中年以下に順番が回ってくるのは早くても夏。遅いと今年の冬以降にずれ込む恐れがある。そもそもワクチンが効くのかという疑念がぬぐえない。
とにもかくにも、それまでに一般市民が出来ることは感染予防及び感染した際の重症化予防しかない。
昨年からコロナの重症化に対してビタミンdが有効との諸説が散見されたが、医療従事者も積極的に発信しており、どうやら一定程度の効果は見込めるようだ。

(下記のリンク参照)

https://www.tanaka-cl.or.jp/health-column/covid19-vitamind/

https://www.nobuokakai.ecnet.jp/nakagawa240.pdf

正直、現在の新型コロナウィルスへの対処には絶対的な正解が無く、皆が手探りの状態である。
ワクチンは副反応のリスクをはらむが、ビタミンdには大きな副作用が無いので、健康つくりの一環として、毎日摂取してはどうだろうか?

何故若者だけが?!!(新型コロナウィルス感染拡大予防の自粛要請の歪み)

 新型コロナウィルスの陽性者数がうなぎ上りである。特に大阪は報告された一日の報告者が千人を悠々と突破してしまった。
巷では若者と飲食店を集中的に狙い撃ちして自粛を促している。
何故、若者や飲食店ばかりが狙い撃ちされるのか納得いかない人も数多くいるだろう。
この背景を深堀りすると日本の新型コロナ対策のいびつさが浮かび上がってくる。
そもそも若者の重症者数や死亡者は中高年以上のそれと比較して圧倒的に少ない。
しかしながら、自覚症状の無い若者がウィルスを持病持ちの人や中高年以上に感染させて、中高年が重症化する恐れがある。そのために若者にも自粛を必要がある。
これには誰も異論の余地はないだろう。

 ここでポイントなのは若者に(も)という点である。若者にも自粛が必要なのだから、中高年も、もちろん自粛しないといけない。(中高年でも健康体の人は自覚症状が比較的出にくいので、無意識に感染させるリスクが存在する。)翻って中高年はどうだろうか?観光バスでのカラオケ大会でのクラスター。ファミレスでは暇そうなママ友軍団がマスクをせずに昼間からおしゃべり。
 それなのに世間では若者に(だけ)強い自粛を促している。せっかく苦労して大学に入学した大学生はさぞかし無念だろう。オンライン授業で新しい友達を作れない。サークル活動や部活動にだって参加できない。授業料には施設維持費用も含まれており、大学施設の維持と管理にそのお金が使われている。しかし、大学には行けない。納得行かないのも当然だろう。大学生に限らず、遊び盛り、動きたい盛りの若者達は不憫で仕方ない。

 それではコロナ問題のタブーの核心に迫ろう。なぜ若者に(だけ)自粛を促すのか?
それは若者は政治にとってのステークホルダーではないからだ。これに尽きる。
ましてや、20才未満の学生には選挙権が与えられていないし、そもそも若者の絶対数自体が、現在の中高年よりも圧倒的に少ない。いくら若者が立ち上がって、政治に一矢報いようにも政治にとっては若者など全く脅威ではないのだ。

 これは若者にだけに限った話ではない。新型コロナ対策のいびつさの原因は政治にとってのステークホルダーか否かに帰結する。
個人経営が多い飲食店を狙い撃ちにした締め付けもそうだ。個人経営の飲食店は政治に影響を及ぼす業界団体を有していない。誰かを担いで政治の世界に議員を送り込むこともしていない。
 飲食店を締め付けるならば、朝の満員電車もリスクが高いのになぜノータッチなのかという言質が散見されたが、鉄道は公共交通インフラであり、強い業界団体を有している。運輸族という族議員も存在している。それが全てだ。
ニュースでは疫学的視点で、飲食時の感染リスクが高いと報じられているが、査読済みの論文でそうしたことが本当に実証されたのだろうか?
飲食時の飛沫の飛散シミュレーションは、さんざん報道されているが、他の空間でのシミュレーションはなされていないのか?その疑問の答えはやはり上記の通りだ。

 つまり日本のコロナ対策ひいては政治全般が歪な構造なのは、日本国民をステークホルダーにしているのではなく、業界団体をステークホルダーにしているからである。
だから対策に一貫性が無いのだ。世の中が平和であれば、それでも良かった。しかし、現在の国難ともいえる状況ではステークホルダーの代表者として、国政の場で利害調整をしている場合ではない。日本国全体の最大幸福、最大利益を追求しなくてはならないのだ。コロナ禍で、政治に失望したという人は多いが、日本全体の視点で政治を考える人材が皆無なのだから当然なのだ。
 しかしながら若者は納得が行かないだろう。こうした状況の中で若者が自粛を受けずに生活するにはどうしたら良いのだろうか?

①命の選別を行うこと。

 現在コロナの蔓延で医療従事者や医療資源を圧迫している大きな要因は高齢重症者に対する延命措置が挙げられる。75歳以上の老人に延命処置を施さないとすれば、若者が自由に動き回って感染を広めても上記の人とモノを圧迫するリスクは大幅に軽減されるだろう。しかし、老人は政治にとって非常に大切なステークホルダーだ。倫理観や人権を振りかざされて、立ち消えになるだろう。
 最近医師が安楽死を執り行い、自殺ほう助などで逮捕される事件がちらほら見られるが、そうしたことに無力感を感じて、自分の中の正義で突っ走った結果なのかもしれない。治癒の見込みのない患者に無駄な治療をせずに苦しみを早く取り除いてあげることも医師の責務というのは、ある一面で非常に正しい。

②開業医を解体し、地域の病院への集約化を図ること。

 現在コロナは指定感染症のため、治療できる病院は地域の拠点病院に限定されている。そのため、そうした拠点病院はコロナ治療でひっ迫した状況である。その反面、開業医は閑古鳥が鳴いている。それならば、儲からない開業医をそうした地域の拠点病院や療養ホテルへ派遣させれば問題解決に近づく。しかし、残念ながらそれは難しい。日本医師会は政治にとって非常に重要なステークホルダーだからである。

 メディアでは日本医師会が、コロナの感染拡大危機を必死で訴えている。しかしそれは民衆の健康や公衆衛生の為ではなく、開業医という、おいしいビジネスを維持したいからである。コロナによる受診控えで、開業医の経営が苦しくなったが、裏を返すと開業医の仕事自体が不要不急だったのだ。試しに平日の昼間に地元の開業医を覗いてみたらよい。一部の医院では老人の寄り合い所と化しているところもあるはずだ。
 数年前に私が仕事の昼休みに眼科に行った時のことだ。既に診療が終了しているにも関わらず、患者は医師と世間話に興じていた。
私としては勤務が刻一刻と迫る中、早く診療を受けたい焦りで一杯であった。その時に私は非常に腹が立ったものだ。貴重な保険診療が無駄な世間話に浪費されていたのだ。逆に言うと診療が主目的でなくても、保険診療に胡坐をかいて、世間話を聞くだけでマネタイズが出来てしまう超絶に無駄なシステムなのだ。
 

 そうなると②を解決しない限り、①を解決することは難しいだろう。開業医の収益というのが高齢者に対する短期処方によって支えられているからである。
ステークホルダーの医師会は人権やらを盾に命の選別に猛烈に反対する事だろう。
しかしながら健保は近年慢性的な赤字に苦しんでいる。コロナ禍において、さらにそれが加速化した。そろそろ保険診療で開業医を支えるのは限界に来ている。無い袖は振れないのだ。

 近年、医師という立場と経済的安定性に引かれて、医学部志望の者が爆増とのことだ。ただの若者はステークホルダーとは縁遠いので、医師になることでステークホルダーに近づきたいのだろう。しかしながら、彼らが医学部を修了し、研修医生活を終えた10数年後は、健保財政が大幅に悪化し、経済的においしい思いが出来る可能性は低いだろう。本当に人の命に寄り添いたいという気持ちが無いと精神的にもたないだろう。本当に哀れである。申し訳ない。賢い高校生というのは語弊があった。本当に賢ければそうした未来をインターネットメディアなどを通じて予見できるだろう。
小賢しいというのが適当かもしれないね。

 

 

 

 

 

コロナ禍に垣間見える太平洋戦争の残像

 大阪ではコロナの感染が一日で千人に迫る勢いである。史上最高値を更新中である。
本当にオリンピックを開催する気があるのなら、欧州並みの強力なロックダウンが必要である。
テレビなどの大衆メディアは感染者数の報告と自粛を促すだけで、だんまりである。
未来の人が今を歴史で振り返るとなんて愚かな日本国民だと思うのは自明なのであるが、これには物凄い既視感を感じている。
そう。太平洋戦争である。インドシナ満州の制圧で、止めときゃいいのにイギリスとアメリカの挑発に乗って、泥沼にはまり込みとどめに核を落とされて終わったあの戦争。
おそらく、軍部や政府の賢明な幾人かは早々とイギリスと和平を締結し、真珠湾攻撃に突入する前に戦争を終結せよと考えていただろう。
しかしながら合議制の下で、陸軍の強硬派に押し切られる形で、戦線を拡大してしまった。

理屈ではオリンピックを開催するためには今の状態ではダメだと分かっているはずなのに、そうした現実から目を背け、ただ雰囲気に流される。
おそらく太平洋戦争中でも、民衆は負け戦だって薄々気付いていたことだろう。
しかし、同調圧力、空気感に負けて言い出せなかったのだろう。
こうしたことの原因に新聞、ラジオなどにメディアが限定されていたから、正しい判断が出来なかったという人もいるが、現在はインターネットを始めとして、メディアが充実している。それにも関わらず、この有様である。

おそらくこれは日本人の気質によるのだろう、一度走り始めるとおかしい方向に進んでもNoと言えない。
ひたすら流されて壁にぶつかるか線路が無くなるまで走り続ける。自分たちでブレーキを掛けられない。
メンタリティが子供なのか?自分たちで決められないのか?
IOCなり、フランスなり、アメリカがオリンピック中止って早く言ってやれよ。

核を落とされるまで、戦争を終結させられない国民なんだから。

 競泳の池江選手が病気から回復して、五輪代表をもぎ取ったという美談が持ち上がっているが、大丈夫だろうか?
最低でも三~四年は療養に専念したほうが良いのではないか?
オリンピック開催に向けての国民の士気高揚のために、完全に政治利用されていると感じる。
オリンピックに出場できても、選手寿命を縮めてしまうのではないのだろうか?
選手寿命ならまだしも、寿命が縮まなければいいが・・・。
完全に狂っているとしか言いようが無い。元水泳選手の寺川が驚異的な回復とかニュースでしたり顔でしゃべっているけど、止めてやれよ。
自分が選手だったんだから、健康体でも通常のトレーニングがどんだけ体に負担をかけているか分かってるだろうよ。

つまりその、オリンピックで食っている人達がそれだけ多いということなのだろう。
東日本大震災の二年後に復興五輪という名目で開催が決定したけど、福島の惨状を見ればそんなことする余裕なんてないだろうよ。
東京オリンピックは経済利権と世論誘導のために完全に利用されただけ。しかも最悪の形で幕を閉じようとしている。
ギリギリまでオリンピック開催をほのめかせて、直前で中止という最悪な事態になる前に、少しでも早く損切りしてお金を浮かさないか?
少しでも浮いた金で医療関係者や介護関係者に金配ろうよ。

テレビは大丈夫だろうか?

 テレビニュースで、コロナの第四波の襲来を回避するために、自粛を訴えている。しかしながら、ニュース以外のバラエティはどうだろう?食レポでは、緊急事態宣言の
解除を受けて、マスク無しで堂々と声を張り上げながらレポートをしている。バラエティではマスクをせずに透明アクリル板で仕切っただけ。
大分前からテレビは終わったとささやかれているが、本当に終わったと思うな。
モラルが崩壊しているよね。その程度の姿勢ならば、コロナの感染爆発を防ぐために自粛しようだとか、したり顔で訴えるべきではないだろう。
日本人の本音と建前の汚い部分が凝縮されていると思うんだよ。本音ではコロナで困る人が出たって知ったことか、俺たちは俺たちで自由にやって楽しもうぜと思っているくせに、ニュースなどの報道番組では建前として、自粛を促す。アクリル板などが実効性があるのかお構いなし。対策しているという姿勢さえ示せていればOK。
信頼を毀損するスタンスなのだから、俺たちの報道を信じてくれって言われても無理があるし、自粛に協力してくれと言われても説得力無いよね。

 

自分が小学生のころまでは、「スーパーテレビ」、「知ってるつもり」などの午後10時枠でそれなりに社会派の報道魂が感じられる有意義な番組があったけど、そういったものも歌番組やくだらないバラエティに置き換わってしまった。
深夜枠だと「報道~」とい社会のコアな部分に踏み込む思い切った企画とかにはハラハラさせてもらったけ。
今はどうだろう。ゴールデンは一番ひどくて、ギャラの低い学生を東大生ってだけで持ち上げてクイズさせるだけの糞つまらないクイズバラエティ。
三流アイドルに昔の大御所のヒット曲を歌わせて、せっかくの歌を台無しにする歌番組。

スポンサーも付きにくくなっていて、番組制作に予算がかけられないのだろう。
セットもちゃちくて、1ルームマンションに机とソファを置いただけのようなセット。そのセットにMCとゲストにひたすらしゃべられせるだけ。完全にゲストとMC頼みで、シナリオなど皆無なひどいトーク番組をゴールデンで垂れ流してるもんね。

正直に言うけど、今のテレビを本当に面白いと言って見ている人達は大丈夫か?

 2006年にライブドアが日本放送の株を買ってフジテレビを支配下に置こうとして、結局頓挫してしまった。古参のフジテレビ社員にとっては、良かったのかもしれないけど、フジテレビ、テレビ業界全体の観点で見たら、買収されちゃった方が良かったと思うよ。

10年以上経って、ようやくテレビのオンライン配信が開始されるに至ったけれど、

買収されていれば、もっと早くテレビコンテンツのオンライン配信が開始していたことだろう。今更TVerで配信とか言われても、そもそも番組がつまらないし、すでに手遅れだし。テレビがもたついている隙をついて、2010年代に一気にyoutubeが勃興したのだろう。

アルケゴス問題

日本のニュースではほとんど取り上げられて無い問題だが、私的にはかなり大きな問題なのではないかと考えている。分かりやすい解説動画があったので、展開して多くの人にこの問題を知ってもらいたい。

 動画にある通り、同一の証拠金を複数の投資銀行に提示して、複数の投資銀行からお金を借りるというインチキが本当にまかり通っていたとしたら、規模が相当大きいものになるだろう。例えとして200万円を証拠金として提示して、600万円の取引をすると仮定する。その際に嘘をついて5つの投資銀行に200万円の証拠金で3倍のレバレッジをかけると600万円×5=3000万円の取引が出来てしまうわけだ。そうしたインチキのハイレバレッジでポジションを張っていたら、6%損失しただけで、たちまち証拠金がショートしてしまう。投資銀行には600万だと偽っているのだから、1/3の損失で追加証拠金が払えなければ、強制決済になるが、5つの投資銀行から金を借りているので、200万円×5=1000万円が飛んでしまうわけで、200万円しか無いのならば、1000万円なんて当然払える訳ない。個人的には後々にサブプライム問題に並ぶファミリーオフィス問題として歴史に残るのではないだろうか?

Yahooの日経平均掲示板を除くと、株価が下がっても、日銀が助けてくれるから大丈夫と言った、相場を舐め切った投稿が目に付くようになっている。最初は恐る恐る現物で取引していた初心者も気を良くして、信用買いに手を伸ばしてないか懸念している。今回暴落が起きたとすると個人的にリーマンショックを超える飛んでも無い経済破綻が起きるのではないか、非常に心配である。

 

今の株高には浮足立ってはいられない

今回の野村の損失は看過できない。影響は限定的というアナリストがいるが、野村とクレディスイス単体ではそうかもしれないが、実はもっと根が深い気がする。

去年の予想外の株高で、売りポジションを持っていたファンドや大手投資銀行もあっただろう。個人の買い方としてみれば、株が右肩上がりで上昇してくれれば、嬉しいことこの上ない。しかし裏を返すとそれによって売りポジションの損失を被ったファンドや個人がいるわけだ。そうした機関が損失によって市場から退場すると空売りが減るので、踏み上げが小さくなり株価が上がりにくくなる。

さらにもっとまずいことに、ファンドが大損失を被り、債務不履行に陥ることによってファンドに金を貸し付けた投資銀行も道ずれにされてしまう恐れがある。そうなると一斉に市場から現金が引き上げられることにならないだろうか。金融機関の経営悪化は市場に負のインパクトを与えやすい。

よってNYダウが高値更新と浮足立っていることは出来ない。高値更新を続けることで、売りポジションを多めにしていたファンドが破綻し、金を貸していた機関も連鎖的に破綻。皮肉なことに高値更新が大暴落の引き金になりかねない恐れが想定される。今は買い方と売り方の健全なバランス関係が崩れている。そのうちに臨界点に達してしまうことを私は非常に危惧している。現在でもアメリカの個人の信用買い残高はリーマンを超えており、一度暴落にはまると追証が払えずに売りが売りを呼ぶ展開になってしまうだろう。右肩上がりの株高で買いポジションをレバレッジかけて多めに持っていたファンドも道ずれにされたら、本当にえらいことになる。アメリカの金融当局もこんなことは当然認識済みであり、だからこそお茶を濁した見解しか発表できないのではないだろう。

またコロナを仮に克服して景気回復が確実になると今度は金融引き締めに入る。そうなると高止まりしていた株価が暴落し、景気回復を冷やし、再度景気悪化に突入するかもしれない。まさに今は袋小路状態なのだと思う。昨年のコロナショック時にマネーの供給を増やしすぎたが故に出口戦略がふさがれてしまった状態だ。しかも株高をこれ以上するとインフレを容認することになる。そうなった時に給与もそれに従って上昇するだろうか?最悪不況&インフレのスタグフレーションに陥らないだろうか?

 今回の事象は歯が痛むときにさっさと歯医者に行かずに痛み止めでごまかし続け、最後は歯を抜くしかなくない段階まで来てしまうようなものだ。確かに治療には痛みを伴う。しかし、治療から逃げれば、その時は痛みを伴わないが、将来的にさらにもっと大きな痛みを伴う治療になる。

航空会社の間接業務社員の今後

 緊急事態宣言の除が先週なされたが、時期拙速と考えるのは私だけではないだろう。尾身さんだって、最後まで解除に反対だった筈だろう。誰もが普通の感覚で考えたら拙速な解除であることは明らかだ。しかし、このタイミングで解除して貰わないと困る業界やそれに伴う利権がある訳で、やむに止まれずなのだろう。オリンピック聖火リレーの開始に間に合わせなければならない訳だし、航空会社はもう資金のショート寸前だ。いつまでも融資をする訳には行かない。 

例えるならば、戦闘状態で、池に潜って敵をやり過ごすまで隠れていなくちゃならないが、呼吸が限界で池から顔を出さなきゃならない。池に潜って無きゃならないのは、子供でも百の承知の訳だ。 

先日の報道で、ANAは五月の連休までに休止していた便を順次再開するとあったが、つまりそう言う事だ。恐らく、国土交通省や交通族議員に多くの陳情が寄せられたのだろう。社員の雇用維持の為にやむに止まれないのだろう。 

雇用を守る。美しい響きだ。しかしながら、不要となった会社や業務を人思いに切る事も思いやりなのではなかろうか?

長期的に見ると、航空会社のドル箱であったビジネスクラスの利用は大幅に落ち込むだろう。また、地上業務では、自動発券手続きや自動荷物預け入れ機械の普及で、人員は不要となって行く。キャビンアテンダントは、国内の短距離で有れば、飲食の提供もそこまで必要としない。非常時の避難誘導で必要かもしれないが、精々それくらいだろう。となると、飛行機という乗り物に関わっているだけで、基本的にバスガイドの女の子と変わらない訳だ。業務付加価値は正直高くない。1フライトに1人か2人いれば十分だ。 

機内食や飲み物は、飛行機に乗り込む時に平積みになっている弁当やペットボトルを各自取っていけばいい。

 まわりくどくなった。航空需要はビジネス客の減少で落ち込み、それは回復しない。さらにパイロット、整備士、ディスパッチャー、航空管制、滑走路などのインフラメンテなどのメイン業務(国家資格による参入障壁有り)以外は、航空需要が落ち込まなくても長期的に淘汰される運命である。よって、今回の大規模運休を契機に、地上職員やキャビンアテンダント職業訓練校や看護学校に通い技能を習得し、新たなキャリアプランを策定した方が会社のためにも客のためにも本人のためにも良い。

(つい前まで、パイロットの大幅な不足がさけばれていたが、逆に今はダブ付き始めている。花形のパイロットですら、この有様だ。)

雇用維持の掛け声の元、そうした人員を家電量販店や市役所、はたまた神社の巫女などに張り付かせる事は、誰の得にもならないだろう。

 航空業界に携わりたいと言う夢や希望を抱いて入社した地上係員やキャビンアテンダントの無念は察するに余りある。同情の思いはある。しかし、客観的には遅かれ早かれ無くなる仕事になる。無念だと思う。しかし、まだ若いのだ。新しい事を学べる時間やチャンスは沢山ある。プログラミングだって本気になれば学べる。どうか気持ちを切り替えて、頑張って貰いたい。